去る6月16日より20日まで樺太へ行ってまいりました。
本年、北海道神道青年協議会(北海道の青年神職の会)は創立70周年を迎え、記念事業として「樺太神社大祭・樺太慰霊祭」を企画、樺太豊原会(元島民の会)と共催で斎行しました。
私は本事業の担当として事前準備に16日、新千歳空港よりユジノサハリンスクの空港へ渡航し、祭場または神饌(お供え物)の準備を行いました。
準備の間は雨の日が続き、本番の19日に雨が降らないか心配でしたが、なんとか当日は天気も回復し、晴天の中、樺太豊原の地(ユジノサハリンスク)で祭儀を奉仕することができました。
樺太神社大祭は樺太神社の境内地に建っているガガーリンホテルの庭で斎行し、慰霊祭は日本人墓地にて斎行しました。
担当副会長ということで、斎主(祝詞を奏上する役目)という貴重な経験をさせていただくことになりました。
慰霊祭では当時の引揚殉難者の悲惨な最期のことや一年近くかけて準備してきたことなど様々な想いが蘇り、胸が詰まる祭詞となりました。
心からみたま慰めのお祭りを奉仕致しました。
樺太・千島で亡くなられたすべての御霊の御安鎮と、平和であることを祈りました。
〈祢〉