先日ご報告申し上げましたとおり、伊勢神宮撤却材拝領の旅に行って参りました。
平成25年 第62回伊勢神宮式年遷宮にて撤下された撤却材を頂くため、禰宜他氏子総代8名が
旭川よりマイクロバスにて苫小牧よりフェリーにて伊勢神宮 山田工作場に向かいました。
この度、伊勢神宮より『皇大神宮(内宮) 外玉垣北御門の扉』 と 『所管社 佐美長神社玉垣御門の
扉』を拝領(目上の人から物をいただくこと)致しました。
大変有難いことであり、この扉は旭川神社の本殿外陣、内陣(神様が鎮まるところ)の御扉として使わせてい
ただきます。
旭川神社の御祭神は天照大神と木花咲耶姫命です。
明治32年 御祭神の天照大神を正式に天照皇大神宮(伊勢神宮)より奉斎することになり、屯田第3中隊長
菊池直人大尉が伊勢神宮に参拝。屯田開拓の事情を述べて御分霊 奉斎を懇願しました。このときは御分
霊の奉斎は一切許されぬというときでありましたが、我が国北辺の防衛と北海道開拓の重責を担って酷寒
の地で辛苦を重ねている屯田兵やその家族達の実情を懇々と説明したところ特別に許可され、御神璽(御
神体)を奉じて帰道しおまつりされました。
そのゆかりある皇大神宮(内宮:天照大神)の撤却材を頂くことができたことは大変有難いことであり、当社
御祭神の御神威のさらなる発揚につながること祈り、旭川神社社殿の一部として使わせていただきます。
16日深夜より出発し、20日午後11時45分頃神社に帰ってきました。
殿内に搬入し、お祓いしました。
ご出向頂きました氏子総代有志の皆様には心から厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
おかげで楽しく旅行をさせていただきました。
翌21日、宮大工さんが神社を訪れ、ご用材等をご覧いただきました。
4月7日の祈年祭までに新たな御扉が出来上がる予定です。
〈祢〉